愛犬のデンタルケアに手こずっているという方は多いのでは?
歯磨きをしてあげるのが一番良いことは解っているけれど、嫌がる子も多いですよね。
そんな時、便利なアイテムが歯磨きガム!
犬もおやつとして喜んでかじってくれるし、デンタルケアにもなるなら一石二鳥^^
その一方で、歯磨きガムは「犬に良くない!」「危険!」というのも耳にします。
歯磨きを嫌がる犬にとってのメリットしか思いつかないのですが、デメリットとはどういうものなのか気になります。
犬にとって良くないことや危険があるのなら、知っておきたいですよね!
今回は、歯磨きガムについてメリット・デメリットを調査してみました。
Contents
歯磨きガムは犬に危険?
歯磨きガム犬 pic.twitter.com/Dg6K2tTyJi
— yuki (@k_yuki108) March 13, 2023
愛犬が歯磨きを嫌がる子なら、歯磨きガムを使っている飼い主さんは多いことでしょう。
危険だとか良くないという声もありますが、正しく使用すれば口内環境を清潔に保つ効果が期待できます。
もちろん、間違った方法で与えた場合や、与え方によっては危険な場合も!
どんな与え方が危険なのか、後半で詳しく説明していきますので、最後までご覧くださいね。
犬の口内環境やデンタルケアの為には、犬用歯ブラシ等を使っての歯磨きが最も大切なことであるということを認識しておきましょう。
あくまでも歯磨きガムは、デンタルケアの補助として正しい方法で使用するものです。
ケアの補助として使用するのには、とても便利なアイテムなんですよ^^
では、補助的役割とはどういうことなのか、歯磨きガムのメリットについても、ご紹介していきたいと思います。
歯磨きガムはデンタルケアの補助的役割!
歯磨きガムに集中しない犬!#ミニチュアダックス #犬との暮らし pic.twitter.com/4PaFguzZTe
— なな@ミニチュアダックス (@nanadog77) August 23, 2022
歯磨きガムが“危険な物”であるというのは、少し言い過ぎだと思います。
前述のように、正しい使用方法として使えば効果が期待出来る便利アイテム(^_-)-☆
デンタルケアの補助として使えば、歯垢が付くことだけでなく虫歯や口臭を予防出来ます。
本来なら、犬の歯の為にはしっかりと歯磨きをしてあげることが大切。
最近では、犬用歯ブラシだけでなく歯磨きシートや指サックタイプのものなど、種類も豊富になりました。
それでも、口の中を触られるのに抵抗がある犬も多いですよね。
歯ブラシと交互に使ったり、どうしても嫌がる時や体調が良くない日などに補助として歯磨きガムを使うのが良いでしょう。
正しい与え方は、こちらになります。
- 与えっぱなしにはせず、飼い主の手で第4前臼歯(近くに唾液の出る場所があり、唾液中のカルシウムが沈着して歯石がつきやすい)を狙って噛ませる
- 口の横から差し入れ、少しずつ送りながら噛ませていく
- 同じように左右しっかりと噛ませる
- 犬が十分に噛まないまま飲み込んでしまわないように、最後まで飼い主が手で持ったまま与える
*第4前臼歯とは、上あごにある一番大きな奥歯
歯磨きガムは、おやつ感覚で与えっぱなしにするのではなく、正しい与え方をすることが大切です。
歯磨きガムの選び方のポイント4つ!
もうすぐ6ヶ月の我が家の柴犬に犬生初の歯磨きガムを与えたいと思っていますが、色々あって正直どれがいいのか分からないです💦
優しい先輩飼い主の皆様、我が家の柴犬にオススメの歯磨きガムありましたら是非教えてください!
お願いします!!#柴犬 #柴犬のいる生活 pic.twitter.com/TD5YF6nybK— 柴 福丸 (@sasamidaisukiii) January 25, 2022
次に、歯磨きガムの選び方のポイントは、こちらの4つになります。
- 硬すぎないこと
- 歯の隙間に密着できる
- 繊維質で嗜好性が良い
- 適正サイズを選ぶ
一つずつ見ていきましょう。
- 硬すぎないこと
あまりにも硬いと歯の表面がすり減る、歯が折れるなどのリスクがあります
- 歯の隙間に密着できる
密着できる形状のものなら、歯垢をかき出す効果が期待できます
- 繊維質で嗜好性が良い
繊維質のものだと長い時間噛むことが出来ますし、美味しい方が愛犬も喜んで噛んでくれます
- 適正サイズを選ぶ
大型犬には大型犬用、小型犬には小型犬用を商品の表示を確認の上、購入することが重要!
大は小を兼ねませんし、その逆も然りなので、必ず犬のサイズに合った商品を選ぶようにします
喉や食道に詰まりやすく、誤飲しやすい大きさのものや、消化不良を起こしやすいようなものは避けるようにしましょう。
歯磨きガムが犬に良くないと言われる理由やデメリットについて調査!
🐕に食後の歯磨きガムをあげたら、歯間に詰まって取れなくなってた🐕取ろうとしたら凶暴化🥲その後無事に取れたから良かったけど、年齢的に歯磨きガムは🆖かな😭歯周病の老犬ちゃんは、やっぱり歯石取り手術かな?年齢的に出来ない場合はどうしてるんだろうな…😭#秘密結社老犬倶楽部 pic.twitter.com/2TeuGhn9ow
— らんらん (@6locjIYnLAFnDnv) August 15, 2022
前半では、主に歯磨きガムのメリットと言えるようなことを中心にお伝えしてきましたが、「良くない」という意見も耳にしますね。
確かに与え方によっては、「良くない!」「危険!」と言われるような事態になる可能性も否定できません。
なぜ「良くない」と言われているのか、どんなデメリットがあるのか、詳しく調べてみました。
後半も、お見逃しなく最後までお付き合いくださいね!
歯磨きガムが良くないと言われる理由3つ!
おやつを私から奪って大叱られして無視してたら腹下した犬(歯磨き用のガムを丸呑みしてしまう子なのですよ) pic.twitter.com/l75MWS4ISs
— いの字 (@x0x_man_xix) August 16, 2023
犬に歯磨きガムを与えるのは良くないと言われている理由は、主に3つあります。
- 硬すぎて歯にダメージを与える
- 添加物が多いものがある
- 丸飲みしてしまうと誤飲事故に繋がる恐れがある
一つずつ、見ていきましょう。
硬すぎて歯にダメージを与える
前半でも硬すぎるガムのリスクをお伝えしたように、折れたり欠けたり割れてしまうようなこともあります。
あまりにも硬すぎるものは避けた方が良いでしょう。
特に3キロ以下の超小型犬や10歳以上のシニア犬は注意してください。
添加物が多いものがある
犬用の歯磨きガムは、天然素材で作られているものが多いのですが、中には添加物を多く使っているものもあります。
特に危険なのがキシリトールで、小型犬や中型犬では人間用のガム1粒で中毒量になります。
最近は、キシリトール配合の犬用おやつはほとんど売られていませんが、人間のものを誤飲する可能性もあるので覚えておいてください。
また、ローハイドと呼ばれる骨型のガムには、化学薬品、人工着色料や防腐剤などの添加物が多く含まれているものがあります。
パッケージの裏面をよくチェックしてから購入するようにしましょう。
丸飲みしてしまうと誤飲事故に繋がる恐れがある
大きすぎたり、両サイドが結んであるガムなどは、気管や食道に詰まらせる誤飲の危険性があります。
柔らかいから大丈夫だと思っても、犬が噛むことで粘度が増し、喉や食道に貼りつくことも!
腸閉塞を起こしたり、窒息したりする危険性もあり、最悪の場合は死亡事故になる可能性もあります。
ガムを噛んでいる時は、絶対に目を離さないようにしてください。
歯磨きガムのデメリットを調査!
犬飼ってる方に聞きたいことがあるのですが、骨ガムってあげてますか…?
うちのわんこ(ミニチュアダックスフンドの雄今年で2歳)が好きで特大サイズの骨を与えたら気に入ったみたいなのですが、またあげるか悩んでます。骨ガムって危険ではないでしょうか…? pic.twitter.com/zvDfxxKEQ4— あめひつじ (@AmeHitsuzi) May 19, 2018
歯磨きガムのデメリットとしては、前項の「良くないと言われる理由3つ」で挙げたものが主になりますが、他にも体質に合わないと下痢・嘔吐といった症状が出ることもあります。
また、これだけで完全に歯垢を取り除けるというものでもありません。
歯磨きガムが良くないと言われる理由がご理解頂けたのではないでしょうか?
どれも内容を理解して注意すれば防げることなので、飼い主さんが気を付けてあげることが大切です。
では実際に、歯磨きガムの危険性をSNSに投稿されている例を見てみましょう。
【ガムの飲み込みで窒息寸前】
牛皮製犬用骨型ガム、よくありますよね(^_^;)
あの端の結び目、あのまま飲み込んでしまう小型犬の子、結構います(*_*)
そのまま喉に詰まって窒息してしまうことがあるので大変危険です!本当に注意して下さい(ToT)
写真は間一髪救命できた子です#動物病院 #獣医師 pic.twitter.com/VO80lJejfP— 獣医師 小吹貴之☆YouTuber☆(同)Vets Consulting代表 (@ConsultingVets) August 12, 2020
こちらのワンちゃんは、骨型のガムを喉に詰まらせて来院したようです(>_<)
間一髪で助かったとのことで、良かったですね!
ちなみにここの歯割れて抜きました。全身麻酔。
おそらくちょっと硬めのガムが原因。このサイズの健康な若い犬の歯も折れるので、皆さま蹄とか鹿角とか、あとプラスチックのオモチャも危険ですよ。
痛い思いするの犬なんで。やっちまったダメ飼い主からまだダメじゃない飼い主さんへのお願いです。 pic.twitter.com/6Q4vzbRfL0
— 塩田☆ (@sh_afro) May 15, 2019
こちらは、歯が割れてしまったとのこと!
抜歯することになってしまい、飼い主さんも後悔されているようです(/_;)
このように実際の投稿を見ると、危険性や与え方には注意しなければならないことを身に染みて感じますね。
まとめ
1枚目 歯磨き🪥する〜と言われた時
2枚目 歯磨きガムを見た時別犬やん🤣🤣🤣 pic.twitter.com/c2lBIoSPBp
— 柴犬りん🍎 (@hazkey88) May 3, 2022
本当に歯磨きガムは犬にとって「良くない」「危険」 な物なのか、気になっていた方の疑問にお答えできたのではないかと思います。
確かに歯磨きガムにはデメリットと言われることがあるのも確かです。
しかし、一概に「危険で良くないものだ」と決めつけるのも乱暴すぎるのではないでしょうか?
実はわたしも、歯磨きガムをきちんと手に持って与えなければならないことなど初めて知りました(;^_^A
その商品について理解し、愛犬に合ったものを正しい与え方をすることで、犬のデンタルケアの補助としてはとても役に立つ便利なアイテムですよね!
デメリットの心配ばかりして「使わない!」と決めてしまうのは、もったいないかもしれませんよ^^